自分の好きな音は?

震災、資格試験受験とバタバタして、しばらくオーディオ熱も収まっていたのだが、スピーカーを直置きにしてからの低音のもっさり感がどうにも我慢できなくなり、低音改善のため動き出す事にした。
システムの中で一番古株のアンプの購入をTちゃんに相談すると、まずは自分の「好きな音」「目指したい音」を知る事が大事だと、今更ながら諭された。
確かに、私の希望は漠然としていて、好きな音の基準がはっきりしていない。
そこで、Tちゃん行きつけのオーディオショップへ試聴に行く事にした。

まず、アンプをTちゃんおすすめのDENONのPMA2000SEに固定し、JBLの4429とB&WのCM8を聞き比べる。


4429はとにかく熱く、低音のブリブリ感がたまらない。
ただ、前面に押し出してくる存在感がありすぎて、酒を呑みながらゆっくりと音楽を楽しむ今の自分のスタイルには合わないと感じる。
4429とは価格差もあり、傾向も異なるため単純に比較することはできないものの、CM8は後方に音場が広がり、弦楽器や管楽器の響きも心地よく、下位のグレードながら、同じB&Wの684を選んだ事は間違っていなかったと再認識した。

次に、気になっていたD級アンプを試してみたくなり、NuForceのIA-7Eを聴かせてもらった。
まず、解像度の高さにびっくりした。
音の微細な粒まで表現するような音は、今まで聞いた事がない種類ものだ。
そして、スピード感のある軽やかな音で鳴るCM8の音は、好きな人がいるのも頷ける。
しかし、最近人気のあるD級アンプの中でも、アナログアンプに近い音作りをしているとのことで期待していたIA-7Eであったが、良く言えばきれい過ぎる音、悪く言えばスカスカした音で、どこか面白みに欠ける。
以前家電量販店でONKYOのA-5VLを試聴した時や、友人のTOPPINGのTP21を聞かせてもらった時と、全体としては同じような印象だ。


スピーカーを4429に換えてみると、低音の量感は増したものの、全体にスカスカしたような印象は変わらなかった。
今回は、メーカーも違うし高級機であったのだが、D級アンプの音はきれい過ぎて、やはり自分の好みでないらしい。

とりあえず、「暖かみのある音」「艶のある楽器の響き」「聴き疲れしない音」「低音の量感」といった好きな音の方向性が分かってきたところで、ショップの店長に自分のシステムの状況と低音のもっさり感を改善したいことを相談すると、ねじ込み式のインシュレーターを勧めてくれた。

この下に粘着シートで固定すれば、子供のつかまり立ちにも耐えられそうだし、低音の改善は間違いないだろう。
そして、specのRSP-101というアクセサリーを貸し出してくれることになった。
http://www.spec-corp.co.jp/audio/RSP-101/index.html
通常貸し出しはしていないが、Tちゃんの紹介ということで特別に貸し出してくれたので、ご好意に甘えて自宅で試してみる事にした。

ここで閉店の時間となってしまい、その日はインシュレーターを注文して帰宅する事とした。